今日は一酸化炭素チェッカーについての記事を書いていきます。
皆さんは冬キャンプしますか?


寒いけどキャンプはやめられない!!
キャンプギアが多くなる冬こそキャンプが楽しかったりします。
冬キャンプはもちろん暖房器具を使用しますよね?
灯油ストーブや薪ストーブなどなど暖房器具はいろいろあります。


「家で使ってるしテント内で使用しても大丈夫でしょ。」



こんな風に考えている方大間違いです!



テント内で使用するときは一酸化炭素中毒に気をつけなければいけません!
最悪な事態が起こってしまったら、楽しいキャンプが最悪の思い出に。
最悪の思い出にしないためにも対策が必要になってきます。
ということで一酸化炭素チェッカーの使用方法やオススメの一酸化炭素チェッカーを紹介していきます
- 一酸化炭素中毒について
- 一酸化炭素チェッカーの正しい配置
- おすすめの一酸化炭素チェッカー
- 日本製
- 海外製
テント内でストーブ等火器を使用することは全て自己責任です。
キャンプでの一酸化炭素チェッカーの使用方法
- 一酸化炭素チェッカーの設定場所
- 表示される数値の危険な濃度
では一酸化炭素チェッカー設定場所などを説明していきます。
「一酸化炭素チェッカーを購入したけど配置場所が間違っていてうまく数値が図れませんでした。」



こんなことがないようにしっかりとした配置場所を学んでおこう。
キャンプでの一酸化炭素チェッカーの設定場所
一酸化炭素は,ほぼ空気と同じ比重です。
ただし、燃焼排ガスの一酸化炭素は高温度のため軽く、天井付近にたまりやすいです。



複数の一酸化炭素チェッカーを使用するのがおすすめ!
一酸化炭素の危険な濃度は?
一酸化炭素チェッカーには警報機がついているものが多く、危険な濃度になれば音や光でお知らせしてくれるものが多いですが、危険な濃度の数値を知っておきましょう。
空気中の一酸化炭素濃度 | 一酸化炭素が人体に作用する時間と影響 |
---|---|
200ppm | 2〜3時間で前頭部に軽度の頭痛 |
400ppm | 1〜2時間で前頭部痛・吐気・痙攣、2.5〜3.5時間で後頭部痛 |
800ppm | 45分間で頭痛、めまい、吐き気、痙攣、2時間で失神 |
1600ppm | 20分間で頭痛、めまい、吐き気、2時間で死亡 |
3200ppm | 5分〜10分で頭痛、めまい、15〜30分で死亡 |
6400ppm | 1〜3分間で死亡 |
とこんな感じです最悪の場合死亡事故に至ります。
毎年冬キャンプではこういった事故がよく起こります!



こんな事故が少しでも減りますように。
こういった数値を覚えておいて数値が上がってきたら換気をしっかりするようにしましょう!


キャンプで使う一酸化炭素チェッカー選び方
一酸化炭素チェッカーは命を守る機械です。



しっかりしたものを選びたい!
選ぶ時に見るところは…
- 信頼できるメーカーか
- 充実した機能がついてるか
- 防塵
- 防滴
- 数値の表示
- 危険な値になったら音が鳴るかどうか
キャンプは野外なので防塵・防滴などの機能があった方がいいでしょう。
あとは数値の表示や危険な値になったときに音が出るものであればわかりやすくていいですね。
一酸化炭素チェッカー点検方法



一酸化炭素チェッカーを購入したらまず点検をしよう!
一酸化炭素チェッカーの点検方法を紹介します。
- 車の排気ガス
- タバコ
- マッチ
- ろうそく



1番簡単でおすすめの点検方法は、車の排気ガス。
車のマフラーあたりに近づけてください。
数値が出るものなら数値に変化が出て警報が鳴ります。
数値が出ないものなら袋に排気ガスを集めその袋の中に一酸化炭素チェッカーを入れましょう。
また点検の際に火器を取り扱う際は、ビニール袋が燃えあがらないように注意してください。
キャンプにオススメの一酸化炭素チェッカー
ではここからはおすすめの一酸化炭素チェッカーを紹介していきます。
今日紹介する一覧はこんな感じです。
- 日本製一酸化炭素チェッカー
- 新コスモス電機(SC -745)
- 新コスモス電機(SC -345)
- 海外で制作されているが日本が関わっているもの
- Slapeme
- LIBO ACTIVITY
- 海外製
- OBEST
一酸化炭素チェッカーは命守る機械なのでやはりいいものが欲しいですよね。
一酸化炭素チェッカーには…
- 日本で作られた日本製のもの(高い…)
- 海外で作られたけど日本が関わっているもの(少し安い)
- 完全海外製のもの(安い)
こんな感じで色々あります。



それぞれ値段や機能が若干違うので紹介していきます。
日本製一酸化炭素チェッカー
✔︎新コスモス電機(SC -745)


名称 | 新コスモス電機(SC -745) |
電源 | 専用リチウム電池 |
電池寿命 | 約10年 |
使用温度範囲 | 0℃〜40℃(結露しないこと) |
質量 | 約145g(電池含む) |
サイズ | W75×H75×D52mm(突起部を除く) |
警報一酸化炭素濃度 | 一酸化炭素(CO)濃度100ppm |
付属機能 | 故障お知らせ機能、電池切れお知らせ機能、交換期限お知らせ機能 |
日本製ということで安心ですが、使用温度範囲のところにあるように(結露しないこと)となっているので防滴ではないのが残念です。


✔︎新コスモス電機(SC -345)


名称 | 新コスモス電機(SC -345) |
電源 | 専用リチウム電池 |
電池寿命 | 約10年 |
使用温度範囲 | 0℃〜40℃(結露しないこと) |
質量 | 約145g |
サイズ | W75×H75×D52mm |
警報一酸化炭素濃度 | 100ppm |
付属機能 | 故障お知らせ機能 電池切れお知らせ機能 交換期限お知らせ機能 乾燥・熱中症お知らせ機能 |


海外製だけど日本が関わっている
✔︎iHouse all 一酸化炭素探知機
名称 | iHouse all 一酸化炭素探知機 |
電源 | 単3電池×3本 |
作動湿度 | 10%~95% |
使用温度範囲 | 0~50℃ |
質量 | 約180g |
警報一酸化炭素濃度 | 70ppm: 60〜180分以内にアラーム 150ppm:10〜50分以内にアラーム 400ppm:4〜15分以内にアラーム 700ppm:2〜6分以内にアラーム |
防災士が監修していてかなり売れている一酸化炭素チェッカーです。
企画は日本が行なって生産は中国で行われています。
楽天市場ではレビュー評価4.62とかなり評価が良いです。


✔︎ビームテック CARBON MONOXIDE CHECKER


名称 | ビームテック CARBON MONOXIDE CHECKER |
電源 | CR2032×2個 |
使用温度範囲 | |
動作湿度 | 15〜90%RH |
質量 | 約50g |
サイズ | (約)W46×H72×D15mm |
警報一酸化炭素濃度 | 200ppmでライト点滅 300ppmでアラーム作動 |


✔︎Cam.G Mini


名称 | Cam.G Mini |
電源 | 充電式 |
使用温度範囲 | -7℃〜50℃ |
稼働時間 | フル充電で約48時間 |
質量 | 250g |
サイズ | 12.7 x 9.8 x 5.8 cm |
警報一酸化炭素濃度 | 50ppm→90分以内に警報 100ppm→40分以内に警報 250ppm→5分以内に警報 300ppm→3分以内に警報 550ppm1分以内に警報 |
付属機能 | 温度・湿度 |
韓国で製造されているが日本製のセンサーを採用している。
専用のアプリがあり数値をアプリで見ることもできる。


✔︎PTTech ミニ一酸化炭素チェッカー


名称 | PTTech ミニ一酸化炭素チェッカー |
電源 | 単4電池×2 |
使用温度範囲 | -5℃〜50℃ |
使用湿度範囲 | 25〜90% |
質量 | 約70g |
警報一酸化炭素濃度 | 30ppm→120分以上継続で警報 50ppm→30〜90分間で警報 100ppm→10〜40分間で警報 300ppm→3分以内に警報 500ppm→即時警報 |
センサー寿命 | 約3年 |
日本でも検品を行なっています。
2980円とかなり値段が魅力的な一酸化炭素チェッカーです。


完全海外製
✔︎MVOWIZON 一酸化炭素チェッカー


名称 | MVOWIZON 一酸化炭素チェッカー |
電源 | 充電式 |
使用温度範囲 | 約-10℃~40℃ |
使用湿度範囲 | 約20%~80%RH |
稼働時間 | フル充電で約90時間 |
質量 | 約150g |
サイズ | 長さ8.3cm×横8.3cm×高さ3.2cm |
警報一酸化炭素濃度 | 0~100ppm(緑)アラートなし(正常) 100~200 ppm(黄)アラートなし(警告) 200~500 ppm(赤)アラート(ビビビ音) バックライトのオン/オフ |
付属機能 | 温度・湿度 |
充電式で電池は不要。
表示されている値も見やすいです。


✔︎VSTN 一酸化炭素チェッカー


名称 | VSTN 一酸化炭素チェッカー |
電源 | 単4電池×3本(付属) |
質量 | 約100g |
サイズ | 9.2 x 9.2 x 2.4 cm |
警報一酸化炭素濃度 | 50ppmが60分継続 100ppmが10分継続 200ppmが3分継続 300ppmが1分続いた場合 |
値段がやすく大きい表示があるため値が見やすい!


一酸化炭素中毒とは?
まず皆さん一酸化炭素中毒ってご存じですか?
聞いたことあるけどあんまり詳しく知らないという方も多いんじゃないでしょうか?
一酸化中毒が起こると、最悪死亡事故ということもあります。
まずは一酸化炭素中毒について説明していきます。



これを知ることで事故を減らそう!!
物を燃やすと必ず一酸化炭素というものが出ます。
血液中にはヘモグロビンという各臓器に酸素を運んでくれるものが存在していますが(小学校か中学校で習ったことがあるかも?)、そのヘモグロビンは普段酸素とくっついています。
しかし、ヘモグロビンは一酸化炭素とも引っ付いてしまうのです。
間違えて引っ付いてしまうどころか、一酸化炭素のほうが酸素よりヘモグロビンに引っ付きやすいので、酸素があっても先に一酸化炭素がヘモグロビンに引っ付いてしまいます。
そうするとどうなるかというと、酸素を運ばないといけないヘモグロビンが一酸化炭素と引っ付いてしまったので各臓器に酸素が届かないことになってしまいます。



いわゆる酸欠状態!!!
酸欠になってしまうんですが、酸欠の時に出る所見の顔が青白くなるということが起きないので注意しましょう。
一酸化炭素中毒のときは顔はピンク色に紅潮しますので間違えないようにしてください。
では症状について説明していきます。
軽症 | 頭痛、吐き気 |
中等症 | 視力障碍 |
重症 | 意識障害、痙攣、呼吸停止、心肺停止 |
こんな感じで最悪の場合死亡事故に至ることもありますので気を付けましょう。



ということで何としても一酸化炭素中毒を防がないと!!
危険が冬のキャンプにはついてきたりします。
その時に活躍するのが一酸化炭素の濃度を測ってくれて、危険な濃度なら知らせてくれる一酸化炭素チェッカー!
一酸化炭素中チェッカーまとめ
一酸化炭素中毒はすごく怖いものです。
どれだけ注意しすぎても注意しすぎということはありません。
原則寝るときは火器は使用しないほうがいいです。
しかし、ストーブつけて寝たくなるのもわかります。
この矛盾苦しいですが、一酸化炭素中毒は怖いので、灯油ストーブや薪ストーブのキャンプでの使用は十分注意しましょう。
一酸化炭素チェッカーがあれば必ずしも安全!というわけではありませんが、お守り程度に用意しておくことをお勧めします!



それではまた次回の記事で!
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