この記事は、テント内での火器の使用を推奨するものではありません。テント内での火器の使用は自己責任でお願いいたします。
「薪ストーブってめんどくさい?」
「かっこいいけどやめた方がいい?」
「初心者でも使える?」
キャンプをする中で薪ストーブに憧れたり使用してみたいと思うことありますよね。
我が家では薪ストーブは、おすすめしていません。
私たちは6年くらいのキャンプ歴で薪ストーブの導入を考えたこともありますが、いろいろ調べ購入するのをやめました。
その時調査して薪ストーブをやめた理由やメリットじゃあどんなストーブがいいのかなどを詳しく解説します。
- 薪ストーブをやめた方がいい理由
- 薪ストーブのメリット
- どんなストーブがおすすめか
- ストーブと一緒に持っていくアイテム
薪ストーブの導入を考えている方は、しっかり調べてから購入しましょう。
この記事をぜひ参考にしてください。
30秒で解決
- 薪ストーブはおすすめできない
- 雰囲気や火力は強い
- 結局灯油ストーブがいい
- 火器の使用は自己責任
キャンプで薪ストーブはやめた方がいい理由

- 正しく使わないと一酸化炭素中毒や火傷の危険性がある
- 火災のリスクがある
- 換気・排気が複雑
- 温度調整がむずかしい
- コスト面での負担
- 設営・撤収の時間がかかる
正しく使わないと一酸化炭素中毒、火傷の危険性がある

キャンパー憧れの薪ストーブですが、初心者キャンパーにとっては少しハードルの高いアイテムです。
その理由は、扱いがとても複雑で、正しい知識と管理が求められるからです。
薪の種類やくべ方、空気の調整など、ちょっとした違いで火力や燃焼時間が大きく変わります。
慣れないうちは、思うように暖まらなかったり、逆にテント内が熱くなりすぎて危険な状態になることも。
さらに、誤った使い方を続けていると一酸化炭素中毒のリスクも高まります。
換気不足のまま使うと、命に関わる危険があるので、十分な換気が必要です。
また本体・煙突・ドア・薪投入口など、触れる場所のほとんどが高温になります。
必ず耐熱手袋を着用し、子どもやペットが近づかないように注意しましょう。
火災のリスクがある
薪ストーブ本体や煙突は非常に高温になります。
テントの生地や近くの荷物が触れると、一瞬で溶けたり燃えたりする可能性があります。
耐熱マットや遮熱板を必ず使用し、可燃物は50cm以上離すのが基本です。
また、風や不安定な設置面で倒れると、中の薪や火の粉が飛び散り火災につながることがあります。
脚の安定性を確認し、地面の水平を取ることが大切です。
換気・排気が複雑

薪ストーブをテントで使うとテント内に煙や一酸化炭素が充満してしまう恐れがあり、煙突を使って排気をする必要があります。
テントの仕様よっては煙突が通る穴がないため、穴を開けたり、新しくテントを買う必要があります。
温度調整がむずかしい

薪ストーブは石油やガスストーブのようにダイヤルひとつで温度設定ができないため、以下のことを気をつけることが必要です。
- 薪をくべるタイミング
- 空気量(吸気口)の開け具合
- 薪の配置(詰め込みすぎ・間隔)
この3つで火力が大きく変わり、放置すると燃えすぎて高温になったり、逆に消えかけて寒くなったりすることもありとても複雑です。
最初のうちは、この火の管理が一番のハードルになります。
コスト面での負担

冬キャンプで薪ストーブを使うときの薪の目安量として、1時間あたりおよそ1〜2 kgの広葉樹が必要です。
例えば、1泊2日で夜だけ使用するなら30 kg程度を目安に準備すると安心です。
薪1束7kgくらいと考えると、1回のキャンプで3,000円程かかるので価格面での負担がかかります。
設営・撤収の時間がかかる

薪ストーブは、ストーブ本体だけではなく煙突・耐熱マット・設置補助具など装備がとても多いです。
その分、荷物量と設営撤収時間が増えます。
キャンプで薪ストーブを使用するメリットは?

- 雰囲気がいい
- 暖房効果はかなり高い
雰囲気が良い

焚き火のような炎の揺らめきと、じんわりと体の芯から温まる「ゆらぎ暖房」を楽しみたいキャンパーには、薪ストーブがぴったりです。
炎の音や香りも感じるので、手間はかかりますが、その分自然と一体になれる贅沢な時間を過ごせます。
設営や燃焼管理に慣れている人なら、安全に運用しながら楽しめるでしょう。
暖房効果はかなり高い

雪中キャンプなどの極寒環境では、なによりも暖房出力の高さが重要です。
外気温が氷点下10℃を下回るような状況では、電気ヒーターやガスストーブでは力不足になりがち。
そんな環境下でも、薪ストーブならしっかりとテント全体を暖められる高出力が魅力です。
また、ストーブ上でお湯を沸かしたりなどの調理使えるので、暖房と調理を兼ねた万能ギアとしても活躍します。
キャンプで使用するおすすめのストーブは?
冬のアウトドア・屋外使用でも「暖かさ」を重視する人に最適です。
軽量で車載もラク!
荷物が多くなりがちなキャンプでも扱いやすいです。
高火力+長時間燃焼で、比較的価格も手ごろで高出力でコスパがいいモデルなのでおすすめです。

キャンプで火器を使用する際の必需品

テント内での火器使用は本来推奨されていませんが、使うなら絶対に自己責任で、下の必携アイテムとチェックを徹底してください。
- 一酸化炭素チェッカー
- 耐熱手袋・トング類
- 耐熱マットや遮熱板
- 着火具(チャッカマン/ライター)
- 安全な容器に入った燃料

火器を使用する時のチェック表
- 使用前:COチェッカー動作確認/燃料漏れ確認/換気ルート確保
- 使用中:定期的にCOチェッカー確認/可燃物を近づけない/目を離さない
- 寝る前:必ず消火・余熱が下がるまで待つ/COチェッカーの警報確認
まず使用前には、一酸化炭素チェッカーの動作確認を行い、燃料タンクや接続部分に漏れがないかをしっかりチェックしましょう。
さらに換気ルートを確保し、空気の流れをつくることが重要です。
使用中は、定期的にチェッカーの数値を確認し、異常があればすぐに火を止めて換気を行います。
可燃物を近くに置かないこと、そして火から目を離さないことも鉄則です。
そして寝る前には、必ず火を完全に消し、余熱が下がるまで待つようにしましょう。
最後にもう一度COチェッカーの警報や数値を確認して、安全を確かめてから就寝するのが理想です。

【冬キャンプ】薪ストーブはやめた方がいいについてのQ&A

- 薪ストーブの欠点は何ですか?
-
換気・排気が複雑、温度調整など手間がかかる、コストがかかる、設営・撤収の時間がかかる、一酸化中毒や怪我、火災のリスクがある
>> キャンプで薪ストーブはやめた方がいい理由一覧 - キャンプで薪ストーブを使うと危険ですか?
-
使い方が複雑なので、正しく使わないと一酸化炭素中毒、火災の危険性があります。
>> 一酸化炭素中毒の危険性について - 冬キャンプおすすめの暖房は?
-
灯油ストーブがおすすめ。中でもパセコストーブが高出力でコスパがいいモデルです。
>> 冬キャンプおすすめの暖房器具紹介
【冬キャンプ】薪ストーブはやめた方がいい理由|まとめ

ここまで冬キャンプでの薪ストーブの使用について書いてきました。
まとめるとこのようになります。
- 薪ストーブは使い方が複雑でハードルが高い
- 持ち物も多くなる
- 初心者キャンパーは薪ストーブより灯油ストーブがおすすめ
どちらにしても、テント内での火器の使用は自己責任となりますが、薪ストーブの場合はさらに注意が必要です。
煙突を使った排気の管理が難しいうえに、薪の追加や吸気口の開閉による温度調整など、常に火の状態を見守る必要があります。
一度気を抜くと、煙がテント内に充満したり、温度が急上昇して危険な状態になることも。
そのため、薪ストーブを安全に使うには、常にそばで管理する人がいることが前提です。
この点からも、特に初心者キャンパーには薪ストーブの使用はあまりおすすめできません。
扱いやすい石油ストーブがおすすめです。


