「テント内でストーブは危険?」
「テント内で使えるストーブある?」
「寝る時はどうしたらいい?」
冬にキャンプに行く際によく使うアイテムがストーブ。
そこでテント内でストーブは使えるのか、安全なのか気になりますよね。
まず結論から話すとテント内でのストーブ使用は、推奨できるものではなく自己責任となります。
しかし、使用している人が多くいるのも事実でみなさん注意しながら使用しています。
ふじお我が家も毎年冬キャンプで石油ストーブを使用していますが、万全の対策で望んでいます。
この記事ではどんなストーブがおすすめなのか、どんなことに注意したら良いのかなど詳しく解説します。
- なるべく安全に使用する方法
- おすすめのストーブは?
- 寝る時は消したほうがいい?
とても便利なアイテムですが、事故が起きやすいのも事実なので万全の安全対策が必要です。
自己責任とはなりますが、みなさんが安全にキャンプでストーブを使用するための参考にしてください。
30秒で解決
- テント内のストーブは自己責任
- 認証されているストーブがおすすめ
- 寝る時は必ず消す
- 安全対策は万全にすることが大事
我が家でも使用しているおすすめのストーブはこちら!
【キャンプ】石油ストーブはテント内で使える?|結論


キャンプでのテント内での石油ストーブの使用は自己責任です。



残念ながら絶対に安全ということは、ありません。過去に事故が起きているのも事実です。
しかし、多くのキャンパーが使用しているのも事実でみなさん安全対策を万全にすることで冬キャンプを楽しんでいます。
テントの種類や一酸化炭素の測定器、ストーブの種類など様々なところに気を使いましょう。
【キャンプ】石油ストーブをテント内で使うのは危険?
冬キャンプの際にテント内でストーブを使用することは、危険がないとは言えません。
屋内使用可の石油ストーブでもテント内はそれほど広くないため一酸化炭素も溜まりやすい状態です。
また、火災などの事故が起こっているのもみなさん見たことがあるのではないでしょうか。



色々な対策をすることで限りなく安全に使用するようにしましょう。
【キャンプ】テント内でなるべく安全にストーブを使う方法


テント内で石油ストーブを使用する際は、万全の対策を実施してください。
あくまでも自己責任とはなりますが、我が家で実施している安全対策を解説します。



元消防士のため知識もあるのでぜひ参考にしていってくださいね!
- 換気をしっかりすること
- 一酸化炭素チェッカーの使用
- 可燃物はなるべく離しておく
- 寝る時は必ず消す
ざっくりとこの3点です。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
換気


定期的な換気も必要ですが、ベンチレーション付きのテントがおすすめです。
ベンチレーションとは、通気口のことでここを開けておくことによって一酸化炭素が溜まりにくいです。



我が家もサバティカルアルニカを使用していますが、通気口が4箇所にあります。
ベンチレーションは「リスク低減」の基本的な対策でこれだけでは不十分なので換気もしっかり行ってください。
火災の研究などをしているNITEでも換気不十分な場所について、注意喚起がされています。
「換気が不十分な場合、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。」
引用:NITE
一酸化炭素チェッカーの使用


一酸化炭素チェッカーは複数持っておくことをおすすめします。
複数持ちをおすすめする理由は以下のとおりです。
- 1つ故障しててもリカバリーできる
- 高さを変えて設置がベスト
複数持っておけば一つが壊れていても他のものでリカバリーできます。
そして一酸化炭素チェッカーは、高さを変えていくつか設置しておくのがおすすめです。
一酸化炭素は空気とほぼ同じ重さで、「上だけ」「下だけ」に溜まるガスではありません。
東京消防庁などの実験でも室内では対流で広がり、水平方向はほぼ均一になることが実証されています。



上とか下に溜まるのではなく、空気の循環が悪い場所に溜まるというイメージです。


寝る時はストーブは消したほうがいい?


絶対に消して寝ましょう。
これは家の就寝時でも消すように公的機関が訴えているので家よりも狭いテントでは絶対に消しましょう。
「就寝する前に必ず消火し、完全に消えたことを確認する。…就寝時の使用は絶対にしないでください。」
引用:NITE
寝ていれば当然一酸化炭素中毒の症状に気づかない可能性や火災に気づけない可能性が高まります。



寝る時は他の方法で暖をとりましょう。


【キャンプ】テントで使用するストーブおすすめ


JHIA認証マークを取得、振動自動消火装置を搭載しているストーブを使用しましょう。
我が家の1番のおすすめはアルパカストーブです。
JHIA認証マーク、PSCマークを取得しており安全面、コスパ、能力面どれをとっても魅力的です。



我が家では、5年ほどアルパカストーブを使用していて2ルームテントですがすごく暖まります!
おすすめのストーブを表で比較してみました。
| アルパカ+ | コロナ | トヨトミ レインボー | |
|---|---|---|---|
| 品番 | TS-77NC | SL-6624 | RL-2524 |
| 値段 | 24,970円 | 37,180円 | 44,880円 |
| 安全基準 | JHIAマーク PSCマーク | PSCマーク | JHIAマーク |
| 出力(kw) | 3.0 | 6.59 | 2.50–1.25 |
|
楽天
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楽天
|
楽天
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テント内での使用は推奨されているものはありませんが安全基準を満たしているものばかりで室内での使用はOKとされています。



2つの安全基準を満たしているのは、アルパカストーブのみです。
【キャンプ】テント内で暖かく過ごすためのアイテム


我が家では毎年冬にキャンプに行っていますが、その中で学んだテント内で暖かく過ごすコツをご紹介します。
電源を使用できる場合とできない場合で一覧にしてみました
| 電源あり | 電源なし |
|---|---|
| 電気毛布 電気ストーブ | スカート付きテント ストーブ 冬用シュラフ 湯たんぽ カイロ マット類 カイロ |
電源があれば簡単に暖かく過ごすことが可能ですが、電源がなくても工夫次第でテント内で暖かく過ごすことができます。
冬キャンプを楽しむためには寒さ対策はとても重要です。



寝る時は、ストーブなど使用できないので寒さ対策を徹底しましょう。


【キャンプ】テント内で石油ストーブを使った事故


ここではキャンプ中にテント内で石油ストーブを使った事故を紹介します。
| 日付 | 場所 | 内容 |
|---|---|---|
| 2021/1/18 | 千葉県 | CO中毒 |
| 2022/1/23 | 岩手県 | CO中毒 |
| 2025/1/1 | 長野県 | 火災 |
このように度々テント内での石油ストーブの使用で事故が起きています。
使用している人が多いのは事実ですが、推奨はできません。
使用する場合は、自己責任で最善の注意を払って使用するようにしましょう。



こんな悲しい事故が起きないようにしましょう。
【キャンプ】テント内ストーブについてよくある質問


冬キャンプにおいてのテント内でのストーブの使用についてよくある質問をまとめました。
- テント内でストーブは使える?
-
テント内でのストーブの使用は、各メーカーで推奨されていません。公的機関でも使わないように言っています。
>> テント内で使えるのか結論 - テント内でのおすすめのストーブは?
-
テント内での使用は推奨されていませんが、JHIAやPSCマークがついている安全基準を満たしたアルパカ+はキャンプで使用するのにおすすめです。
>> おすすめの石油ストーブ - テント内で暖かく過ごす方法は?
-
電源があれば電気毛布や電気ヒーター、なければ湯たんぽやシートの工夫等で暖かく過ごすことができます。
>> テント内で暖かく過ごすためのアイテム - 寝る時は消したほうがいい?
-
寝る時は必ず消すようにしてください。
>> 実際寝る時どうしている? - 安全に使う方法は?
-
自己責任とはなりますが、定期的な換気、ベンチレーションの使用、警報器などを準備しましょう。
>> 我が家の安全対策
【キャンプ】ストーブはテント内で使える?|まとめ


ここまでテント内で使えるストーブについて紹介してきました。
まとめるとこのようになります。
- テント内での使用は危険が伴う
- 自己責任で使用
- 各メーカー推奨していない
- 安全基準満たしたストーブがおすすめ
基本的にテント内での火器の使用は推奨されていません。
「テント内に限らず換気の不十分な場所でたき火や調理などを行うと、一酸化炭素濃度が上昇し、中毒にいたるおそれがあります。」
引用:NITE
火災などについて研究するNITEもこのように言っております。



テント内での使用は推奨できませんが使用する際は、悲しい事故が起きないように万全の対策を行なってください。

