ペグの種類によって適している地面と適していない地面があるの知っていました?
予約したキャンプサイトの地面が硬くて、手持ちのペグじゃ刺さらなくて曲がってしまったなんてことや、地面がぬかるみすぎてペグがするする抜けてしまうなんてこともあります。
そんなことが起こらないよう、ペグの向き不向きを知っていきましょう!今回はペグの種類や使いわけを解説していきます〜!
ペグの種類
テントやタープを設営時に欠かせないペグ。
元からテントに付属しているものや、1本数百円するものまでたくさんの種類がありますよね!
今販売されているものは大体、
- ピンペグ
- プラスチックペグ
- ネイルペグ
- Yペグ
- Vペグ
- 鍛造ペグ
に分類されます。ペグだけでこんなにも種類があるんです!驚きです!
どう違うのかひとつずつ解説していきましょう!
ペグの使い分け
ピンペグ
断面が丸く、ペグの頭の部分は輪っか又はフック状になっています。軽量なアルミ製や頑丈なスチール製の素材のものが多く、土や芝生などの地面に適しています。
比較的乾いた土の地面に適しており、硬い地面や、地面に大きな石などが埋まっていた場合に、ペグを打ちこもうとしてしまうと、ペグが折れたり曲がってしまったりする恐れがあります。
プラスチックペグ
テントやタープを購入したらついてくることが多いプラスチックペグ。「プラペグ」とも呼ばれています。
断面がT字になっており。表面積が広いので、土や芝生など柔らかい締まった地面では抜けにくいですが、地面の硬い土や砂利などの河原サイトではうまくささらず、折れてしまうことがあります。
またハンマーもプラスチック製のものでないと、ペグが折れてしまう可能性があります。
適している地面:土や芝生などの柔らかい地面、砂浜サイト
適していない地面:土や砂利などの地面が硬い河原などのサイト
ネイルペグ
ネイルとは英語で「釘」という意味。
名前の通り、ぺグの頭の部分が釘のように平らになっており、力がまっすぐ先端にむけて伝わりやすいので、打ち込みやすいペグです。
頑丈なスチール製が多いので、ピンペグよりも使いやすさはありますが、頭部分はプラスチック製なので打ち込む際に、フックを少し下げてから打ち込むようにしましょう。
ハンマーで破壊させてしまうことがあります。
適している地面:芝生や乾いた土の地面のサイト
適していない地面:柔らかい砂の地面、硬い石が多くある河原などのサイト
Yペグ
名前の通り、断面がY字になっているペグです。
Y字になっている分表面積が広く、抵抗が大きくなるため、土や芝生などの柔らかい地面でも抜けにくいという特徴があります。
軽量なアルミ製から、アルミ製に比べ2倍以上の曲げ強度をもつジュラルミン製のものが主流です。
適している地面:砂浜から乾いた土までの地面
適していない地面:硬い石が多くある河原などのサイト
Vペグ
断面がV字になっていて、表面積が広くなるため抜けにくい金属製のペグです。
アルミ製、ステンレス製、チタン製とさまざまな金属製のVペグが出ています。
Vペグですと、スタッキングができるのでかさばらず、装備をコンパクトにしたい人にオススメです。
適している地面:砂浜から乾いた土までの地面
適していない地面:硬い石が多くある河原などのサイト
鍛造ペグ
snow peakや村の鍛冶屋が有名な鍛造(たんぞう)ペグ。金属を叩いて鍛える鍛造という金属加工方法で作られた強度の高いペグです。
主にスチール製が多く、頑丈なのが特徴。
他の種類のペグに比べ、お値段は張りますが、様々な地面で使用できることから、ベテランキャンパーが愛用していることが多いです。
特に他のペグで打ちにくい、硬い地面に向いていて威力を発揮してくれます。
適している地面:芝生や乾いた土地、また硬い石などが多くある河原サイト
適していない地面:砂浜などの柔らかい地面
いろいろなペグがあるから設営するサイトに適しているペグを選ぼう!
そんなペグの打ち方も紹介していきます!
いくら適したペグを使っても打ち方が間違っていたら意味がないのでこちらも確認しましょう!
正しいペグの打ち方
ペグの打ち方のポイントは3つ!
- ペグは斜めに打つ
- 石などに当たったら諦めて他の場所に打ち直す
- ロープの向きとは反対に打つ
ひとつずつ説明していきます!
❶ペグは斜めに打ち込む
ペグを地面に打ち込む時は、地面とペグが作る角度を45〜60度にしっかり打ち込むことが基本です。
頭だけが出るくらいしっかりと打ち込むことで、ペグが抜けにくくなりますし、足元に引っかかってしまうなんてことも防げます。
❷石などに当たったら諦めて他の場所に打ち直す
ペグを打ち込んでいる際、ペグが地面に埋まっている石に当たってなかなか打ち込めないことがよくあります。
そういう場合は、無理に打ち込むことをやめ、他の場所にずらして打ち直しましょう!
無理に打ち込んでいると、ペグが曲がったり折れたりしてしまいます。
❸ロープの向きとは反対に打ち込む
ペグとロープで作られる角度は90度が理想的です。この角度であれば、ペグが抜けにくくなります。
ロープと同じ方向にぺづを打ち込むと簡単に抜けてしまうので注意しましょう!
これで打ち方も完璧だね!!!
テントやタープのペグダウンは全部しよう!
打ち方もマスターできました?
テントやタープのペグダウン、面倒くさいと全部打たない方も多いですよね。
適したペグで正しい打ち方でペグダウンすると風や雨から自分たちを守ってくれますので、適切にペグを打つようにしましょう!
テントの付属やサブアイテムと思われがちなペグですが、適したペグで正しい打ち方をすると道具も自分も守ってくれるのでとても大事なアイテムですよね!
今回いろいろなペグを紹介しましたが、ご自身のキャンプにあったペグ選びはとても重要なことと言えるでしょう〜!
ぜひ参考にしてくださいね!それではまた次回の記事で!