
「ロゴスの保冷剤が凍らないのはなぜ?」
「対処法はある?」
「ロゴスの保冷剤が凍らないのは寿命?」
ロゴスの保冷剤を冷凍庫に入れておいたのに凍らない。
ロゴスの保冷剤に限らずこんな経験をされた方多いのではないでしょうか。

私も何回か凍らない経験があったのでメーカーに問い合わせてみました。
メーカーからの回答と自分で調査したことを試して以来保冷剤が凍らないことはなくなりました。
この記事では、5年以上ロゴスの保冷剤を使用する筆者が経験を元に解説していきます。
いざ使おうと思った時に凍っていないと困るので、是非この記事を読んで参考にしてくださいね。
【実際に聞いた】ロゴスの保冷剤凍らないのはなぜ?メーカーの回答
実際に聞いてみたロゴスからの回答はこちらです。


(1)冷凍庫内がマイナス20℃以下になっていない。
※冷凍庫の温度設定を「強」にしていただき、冷気の吹き出し口を塞がない様にご注意ください。
(2)凍結中の氷点下パックが何か他の物と接触している。
(3)凍結中の氷点下パックが「過冷却状態」になっている。
ロゴスの保冷剤が凍らない原因を調査


ロゴスの保冷剤(特に「氷点下パック」シリーズ)がなかなか凍らないと感じる理由はいくつかあります。これは不良ではなく、製品の特性によるものです。
冷凍庫の温度設定
ロゴスの氷点下パックは、「-16℃で凍る」ように設計されています。
つまり、家庭用冷凍庫(-18℃前後)ではギリギリ凍るかどうかというレベルの温度なんです。
- 普通の保冷剤 → 0℃前後で凍る(水と同じ)
- ロゴスのGT-16° → -16℃で凍る(特殊な成分配合)
だから、家庭用冷凍庫では完全にカチコチにならないこともあります。
冷凍庫の温度設定を−20℃にセットする必要があります。
特に気温が高い夏場は冷凍庫内の温度が下がりきらない可能性があるので、氷点下パックを重ねたり、他の食品と重ならないように保管しましょう。
溶けにくさ(保冷力)を重視している


凍るまでに時間がかかる代わりに、一度凍ると非常に長時間冷たさを保つようにできています。
- 「凍るのが遅い」=「溶けにくい」
- 熱の吸収が遅いため、保冷時間が圧倒的に長い
凍っていても柔らかく見えることがある


ロゴスの保冷剤は、中身の成分の性質上、完全に硬くならないことがあります。
そのため「まだ凍ってない」と勘違いされやすいですが、実際には凍結状態で性能を発揮しています。
過冷却現象
水の融点(0℃)以下の温度に冷却されたとき、熱力学的に安定な結晶が現われずに、不安定な液体状態が保持されている状態のことを「過冷却水(supercooling water)」と言う。(引用:日本冷凍空調学会)
過冷却現象とは、液体が本来の凝固点(例:水なら0℃)よりも低い温度まで凍らずに液体のまま冷えている状態のことです。
過冷却が原因の場合の対処法
- 凝固温度マイナス10度で凍らす
- 軽く振る
- 叩く
保冷材には、凍る温度が表記されています。
しかし、その温度付近に保冷材を置いても、過冷却現象により保冷材は凍ってくれません。
最初の結晶の粒を作るために、「表示の温度−10℃」の環境下に保冷剤を置く必要があります。
例えば、0°が凍る温度の保冷剤の場合は、0°ではなく−10°以下で凍結させます。
なので冷凍庫の急速冷凍機能を使うのも効果的です。
また他の方法としては、冷凍庫から取り出した保冷剤をテーブルなどにトンと叩く、保冷剤を軽く振る、といった物理的な衝撃を与えることで、過冷却状態の液体が凍結し始めます。
ロゴスの保冷剤が凍らないのは寿命かも…


それでも凍らない場合は、保冷剤の寿命が近づいている時かもしれません。
公式でも明確な使用期限は記載されていませんが、実際に愛用しているキャンパーの多くが数年単位で使用しています。
保冷剤の劣化のサイン
次のような症状が出てきたら寿命のサインです。
- 中の液体が凍らなくなってきた
- 膨らみやひび割れが見られる
- 冷たさが長持ちしなくなった
このような状態になった場合は、安全のためにも買い替えを検討しましょう。
ロゴス保冷剤の寿命は?
一般的なジェルやソフトタイプの保冷剤の寿命は1〜3年程度に対し、ロゴスの保冷剤は3〜5年が寿命の目安。
凍結力が落ちたりケースに異常が出てきたら、迷わず新しいものに買い替えましょう。
特に 氷点下パックGT-16℃ や 超速凍結パックは冷却力が高く人気の定番モデル。
夏キャンプやBBQで安心して食材を守るためにも、寿命を感じたら早めに用意しておくのがおすすめです。
ロゴス保冷剤凍らせ方のコツ


ロゴスの氷点下パックシリーズをしっかり凍らせるコツを紹介します。
家庭用冷凍庫でうまく凍らせるには、いくつかの工夫が必要です。
冷凍庫の状態


ロゴスの氷点下パックをしっかり凍らせるには、冷凍庫の使い方に以下のような工夫が必要です。
- 冷凍庫の温度設定を「最強」にする
- 冷凍庫内を空けておく
まず、冷凍庫の温度設定は「強」や「最強」にしておくことが重要です。
家庭用冷凍庫の一般的な温度は約-18℃で、これはGT-16°がぎりぎり凍る程度の環境です。
設定が「弱」では十分な冷却が得られず、凍結しない場合があります。
また、冷凍庫内に物を詰め込みすぎると冷気が循環しにくくなり、全体の温度が上がってしまうことがあります。
そのため、庫内を整理し、冷気が行き渡る空間を確保することも効果的です。
これらの工夫によって、氷点下パックを効率よく凍らせることができます。
冷凍庫への入れ方


- 水平に置く
- 1枚ずつ重ねない
- 冷気の強い場所に置く
- 他の温かい物と一緒に入れない
- 開閉は最小限
保冷剤は必ず水平に置きましょう。傾けたり立てたりすると中身が偏り、凍結ムラの原因になります。
重ね置きはNGで、1枚ずつ5〜10mmほど隙間を空けて置くと空気が通って早く凍ります。
置く場所は急速冷凍室・吹き出し口付近・金属トレイの上がベストです。
また、温かいものと一緒に入れるのは避けること。冷凍庫全体がぬるくなって凍結が遅れます。
さらに、扉の開け閉めが多いと庫内温度が上がり、やはり凍りにくくなるので最小限にしましょう。
時間に余裕をもって冷やす
通常の保冷剤なら数時間で凍りますが、GT-16°は完全に凍らせるには24時間以上必要です。
特に初回は48時間を目安に冷やしましょう。
【ポイント】「凍ってる?」の見分け方


GT-16°の氷点下パックは、一般的な保冷剤とは異なり、凍っていても完全に硬くならないのが特徴です。
中身がやや硬くなり、全体的に白く濁ったような見た目になっていれば、十分に凍結している状態です。
見た目や触感でまだ柔らかいと感じても、これは製品の特性によるものであり、実際にはその状態でも高い保冷性能を発揮します。
カチカチに凍っていなくても、安心して使用できます。
ロゴスの保冷剤を長持ちさせるコツ


- 使用後は完全解凍→水分を拭く→乾燥。
- ヒビ割れ・漏れチェックして、直射日光・高温多湿を避けて保管。
ロゴスの保冷剤を長持ちさせるためには、使用後のケアと保管方法が大切です。
使用後はまず、保冷剤を完全に解凍させたうえで、表面に付着した水分をしっかり拭き取り、しばらく風通しの良い場所で乾燥させましょう。
その後、表面や角にヒビ割れや液漏れがないか確認し、直射日光や高温多湿を避けた涼しい場所で保管します。
特に夏場の車内など、高温になる場所での放置は劣化や破損の原因になるため注意が必要です。
ロゴスの保冷剤は通常どのくらいで凍る?
氷点下-16度 | 倍速凍結 | 超速凍結 | |
凍結時間(時間) | 36〜48 | 18〜24 | 12〜18 |
GT-16℃は36〜48時間、倍速凍結は18〜24時間の凍結が必要です。
冷凍庫に入れてから1日程度では完全に凍らないことがありますので、製品に合わせて凍らせてくださいね。
ロゴスの保冷剤は冷凍庫に入れっぱなしにしておくべき?


スペースがあるなら入れっぱなしが良いです!
理由は、いつでも使える即戦力になること、GT-16℃の長時間凍結(36〜48時間)に備えられること、停電時に“蓄冷材”として庫内の温度上昇を遅らせられること、そして開閉時の温度変動を抑えて冷凍庫の冷えが安定することです。
ロゴスの保冷剤で最強なものはどれ?


最強の保冷剤は 氷点下パックGT-16℃(ハード) と 超速凍結パック です。
GT-16℃は、アイスや買ったばかりのお肉が凍るほどの強力な冷却性能を持ち、表面温度−16℃ を長時間キープできる定番モデル。信頼性の高さで、多くのキャンパーに選ばれています。
一方、超速凍結パックはGT-16℃と同等の保冷力を誇りつつ、凍結時間が 約1/3 と短いのが特徴。前日に冷凍してすぐ使えるため、準備期間が限られている方にぴったりです。その分、価格はやや割高になります。
どちらも高い保冷力を実現する優秀な保冷剤なので、用途や準備スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
ロゴスの保冷剤が凍らない件についてよくある質問


ロゴスの保冷剤の保冷剤が凍らない件についてよくある質問について紹介します。
- ロゴスの保冷剤が凍らないのはなぜ?
-
冷凍庫内が−20℃以下になっていない、何かと重ねっている、過冷却状態になっている
>> ロゴスの保冷剤凍らない原因について - ロゴスの保冷剤は何時間で凍る?
-
氷点下パック-16°は36〜48時間、倍速凍結は18〜24時間、超速凍結は12〜18時間で凍結が完了します。
>> ロゴス保冷剤凍結時間一覧 - ロゴスの保冷剤の寿命は?
-
ロゴスの保冷剤の寿命は設定されていませんが、数年単位で買い替えている方が多いです。
>> ロゴス保冷剤の寿命について - ロゴスの保冷剤で最強なのは?
-
氷点下パックGT-16°のハードタイプと超速凍結パックです。一般的な保冷剤と比べて約8倍の保冷力と冷却速度を誇る高性能な保冷剤です。
>> ロゴスの最強の保冷剤について - ロゴスの保冷剤は冷凍庫に入れっぱなしにしておくべき?
-
スペースが許されるなら入れっぱなしがベターです。
>> ロゴスの保冷剤保管方法について
ロゴスの保冷剤が凍らない原因まとめ
ロゴスの保冷剤が凍らないのは
- 冷凍時間が足りない
- 冷凍庫の容量や温度が不十分
- 置き方が間違っている
- 扉の開閉で温度が上がっている
凍らない原因のほとんどは冷凍環境と時間不足です。
「十分な冷凍時間」「冷凍環境の確保」「正しい置き方」を意識すれば、ロゴスの保冷剤は本来の強力な保冷力を発揮してくれます。
特に氷点下パックGT-16℃は、アイスやお肉を凍らせるほどの圧倒的な冷却力と長時間持続する保冷力を備えた定番モデル。
夏キャンプやBBQで食材を最後まで安心して守りたいという方には、まず選んで間違いない一品です。

